ソフトボールのバッティングフォームの重要性をご存知ですか?
ソフトボールのバッティングフォームの重要性をご存知ですか?
ソフトボールの試合の球審をしていると、さまざまなバッティングフォームのバッターを見るわけです。
身長が170センチもないようなバッターでもホームランを打ち込む人もいれば、身長が180センチを超えていても飛距離がでない人もいて、不思議なものだなあと思うわけです。
何が不思議かって言いますと、身長が小さくてホームランを打つ人のほうが身長が大きくてホームランを打てない人よりパワーが勝っているのかといえば、決してそんなことはないわけです。
体が大きかったら、通常はパワーも比例して大きくなってくるので、体が大きいほうが通常は有利です。
では何が違うのか?
それは、バッティングフォームの違いです。
ミートしやすいバッティングフォーム、飛距離が出るバッティングフォーム、これらをきちんと学んで、あとは練習の積み重ねで自分のポイントでボールを捕らえること、これが抽象的なのですが、バッティングの学び方だと思います。
体の余分な動きをなくすバッティングフォーム
体が動いていると、始動の位置がまちまちになったりします。今のソフトボールは「タイミングの外しあい」ですよね。
だから、シンプルなフォームが一番です。
フォームを小さくするんじゃなくて、静かなところから一気に力を出す感じです。
イメージ的な言い方になりますが、心の中で動き、体の余分な動きをなくすことで、自分のタイミングに常に近い形で打てるのではないでしょうか。
振っていくタイプは、打席の前方に立つ
変化球なら曲がる前に打ちたいし、一塁にも外野フェンスにも近いです。
また、「自分がどういうバッターなのか?」という考え方もあると思います。
僕はソフトボールの試合ではどんどん振っていくバッターなので、「積極的に前に」というのを大事にしています。
試合では形にこだわらないこと
僕は、狙い球は一応、絞っていますけど、タイミングさえ合えばすべて反応しようという気持ちもあります。
自然でいいのではないかと思っています。
ボールに詰まろうが、泳がされようが自分がうまく反応できればいいって考えですね。10回のうち3回打てばいいバッターなので、しっかりとした形で打てることは少ないですよね。これはどんなにいいバッターでも。
だから、試合の場合は、こだわってマイナス思考になるのを防ぎたいと思いますね。
ただし、練習では自分のバッティングフォームを崩さずに打つことを大事にしています。
試合ではフォームにはこだわらないけど、自然に良いフォームで打てるようになるためには、やっぱり練習では意識することですよね。
ボールの見え方をチェック
試合中は自分のボールの見え方を考えます。
見えていないときは「遠く見える」ときもあります。
そうなったら、開き直りしかない。そういう波が少ない選手というのがアベレージヒッターなのでしょうが。
ではどのようにするかなのですが、はじめに書いたように動きを少なくするとか、下半身を強化して一年間振れる体をつくることかなと思っています。
タイミングが一番大事
どんなピッチャーがでてきたとしても、考えるのはタイミングです。
ピッチャーが動き始めたらバッターは動けない。
最初はピッチャーに合わせますけど、その中で自分の動きができるようにすることだと思います。
そのなかで、ミートしたときに一番ボールが飛ぶタイミング、ここでボールを捕らえるようにすること、極端な話、バッティングフォームを多少崩されても、自分のスイングの一番飛ぶタイミングのところで打てば、ボールはそれなりに飛んでいくわけです。
バッターは10割はありえないし、今日できていたことが、次の試合でできるかどうかもわかりません。でもそれで片付けたら終わりなので、あきらめない気持ちが大切です。
バッティングフォームの改善に技術的なゴールはないと思うので、常に向上心が必要です。
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>> カウンターローテーション-ソフトボールのインサイドアウト矯正法
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(春の高校選抜の球審をする管理人)
ソフトボール第一種審判員免許(全国大会審判資格)を保有しており日々審判に明け暮れています。まだプレーヤーとして現役ですが、メインはやはり審判で、大きな大会の試合の球審を無事に務めた時の充実感は大きいですね。
そういう感じで、主要大会を通じて、上手いプレーヤーいっぱい見てきていまして、このサイトでは上手いソフトボールプレーヤーの技術をケース別に応じて書いてみました。ソフトボール愛好家の皆様の参考になれば幸いです。 続きを読む »
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