ミッシェル・スミスのドロップボール

ここでは、1996年のアトランタオリンピックと2000年のシドニーオリンピックでソフトボールアメリカ代表として出場して、2度の金メダルに貢献したピッチャーであるミッシェル・スミスドロップボール技術を見ていきたいと思います。

 

 

アトランタオリンピックでは世界で最も速い球を投げる投手とされ、日本の悲願達成を阻止したことも印象的です。日本リーグで長きにわたり投げた彼女が日本の女子ソフトボールのレベルの底上げに大きく貢献したと言えるでしょう。北京での金メダルにも彼女の存在なくしてはなしえなかったのではないかとさえ感じます。

 

さて、ミッシェルスミスがドロップボールを投げ始めたきっかけは、ライズボールを投げるというイメージが定着していたためなのですが、このとき、60年代から70年代にかけてアメリカで活躍していたジョン・ジョイス投手をお手本にして技術習得に励みました。

 

習得までにはおおよそ1年かかったのですが、ドロップは狙ったところにボールが行かなくても長打にならないために、割合早く実戦で使うことができました。一方、ドロップボールは、ライズボールと体の使い方が違ったために、習得に苦労が伴いました。ミッシェル・スミスがドロップ習得に一番の注意点を上げるときに、ワンバウンドになることを怖がらないで、思い切って投げることと言っています。

 

ライズボールとカーブでは、フォームに違いが出てきたピッチャーですが、ドロップとカーブでは、リリースまでほとんど差が出ませんでした。人差し指を立てて握っていたために、握りまでが同じに見えるピッチャーでした。ドロップを投げるときに指を立てる握り方をとっていますが、この握り方は通常ではチェンジアップに使う握り方です。そのため、ボールのスピードは若干落ちるのですが、制球力でカバーしていました。

 

足の踏み出し方については、ライズボールに比べては、はやり短かく、また、腰の位置が高かったのも特徴です。体の使い方ですが、上半身をかぶせるというよりは、手首だけで鋭く下向きに回転をかけていたことも特徴でした。通常、上体をかぶせて投げると、リリースを手首をかぶせながら下向きのスピンをボールにかけることになりますが、上体が伸びているために手首をかぶせながら、ボールの後ろ側にある指で搔き上げるようにして下向きのスピンをかけていたことがうかがえます。

 

また、フォロースルーの際に大きく上体が伸びあがっているのは、手首をかぶせながら、ボールの後ろ側の指で搔き上げているためでしょう。高い位置から鋭くて首を捻っているために状態が伸びあがっているのでしょう。

 

いずれにしても、ドロップボールの習得は、我流ではなく、ミッシェル・スミスのような好投手の投げ方を参考にして、モデリングすることが一番の近道です。




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ソフトボール第一種審判員免許(全国大会審判資格)を保有しており日々審判に明け暮れています。まだプレーヤーとして現役ですが、メインはやはり審判で、大きな大会の試合の球審を無事に務めた時の充実感は大きいですね。

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